子育て・夫婦

子どもの偏食エピソードと改善策【発達心理学の視点から】

子どもの偏食って、親としてはすごい心配だよね。

たしかに。

うちの子も、何を作っても食べてくれない時期、あったなぁ・・・

苦労している人もたくさんいるはずだよね。

今回は偏食に関するエピソードを紹介しつつ、偏食の対策について考えていくよ!

偏食エピソードの紹介

1.ニンジン嫌いな男の子

小学生の息子は、小さい頃から野菜が嫌いなのですが特にニンジンが大嫌いです。チャーハンに小さく刻んで入れても、カレーに小さく切って入れても見つかってしまいます。一度見つけると、すべてよけてしまいます。

幼稚園の給食でもニンジンがでると泣いて食べなくなり、また、ニンジンをよけることができない料理は、その料理自体を食べなくなってしまうので、とても困っていました。しかし、小学生になり理解力がついてきたころ、栄養について話しました。ニンジンにはとても優れた栄養がたくさんあること、ニンジンに含まれている栄養は免疫力をアップしてくれるので病気になりにくくなること、そして何よりも食べたら体がとても喜ぶことなどをわかりやすく話しました。すると、好きにはなりませんが少なくとも一口は食べてくれるようになりました。

そして、食べたら「体が喜んでるよ!」と!一生懸命盛り上げています。そうしているうちに、だんだんと食べてくれる量が増えてきました。

そして、小学4年生になってから、ニンジンの収穫体験をする機会があったので、息子と参加してみました。息子はニンジンを抜くことをとても楽しんでいましたが、自分が抜いたニンジンに愛着が湧いたのか、「今日このニンジンを食べたい」という驚きの発言が飛び出しました。

善は急げと早速、夕食に大きく切ったニンジンをカレーにいれました。すると、「このニンジンおいしい!」と言って、あんなに嫌いだったニンジンをたくさん食べていました。それからは、ニンジンをよけることもなくなり、大好きではありませんが、嫌いではなくなったようです。


この野菜嫌いの息子ですが、コーンだけは大好きでした。お弁当にも入れて欲しいほどのコーン好きですが、幼稚園の頃コーンのかき揚げを作ってお弁当に入れたら、これが大のお気に入りに。小学5年生の今でもお弁当には必ずコーンのかき揚げを入れています。

収穫の体験を通してニンジン嫌いを克服できたのは、お母さんにとっても、とても嬉しい体験でしたね。

日ごろからお母さんが食育に関する教育をしたり、お子さんを励ましていたこともとても大きな意味があったと思います。

苦手なものを育ててみる、成長の過程を観察してみるというのは有効な方法かもしれませんね。

そして、一緒に調理をするというのも有効な方法ですので、まずはその食材に触るところから始めてみるのも良いですね。

それとコーン好きな子は多いので、野菜をなかなか食べないお子さんはぜひ試してみてください!

2.クッキーしか食べれない男の子のその後・・・

現在10歳になる息子の偏食は壮絶でした。

もともと離乳食が進まず、特にお粥は一切口にしなかったので、10ヶ月くらいまでほとんどミルク飲みで育ち、いきなり普通に炊いた白米を食べるようになりました。離乳をすっ飛ばして普通のご飯になるのかと思うとそうもいかず、白米と焼いた鮭くらいしか食べてくれなかったので、2歳くらいまでフォローアップミルクを飲みながら鮭ご飯のみで育つようなありさまでした。


しかし2歳を過ぎた時に風邪を引いて初めて高熱を出したことがきっかけで好きだった鮭ご飯も拒否をし、市販のクッキーしか食べないという状態になってしまいました。


ご飯を可愛く盛り付けても食べないし、手の込んだ料理を作ってもダメ。

またお弁当を買い、少し食べてくれて喜んでいたら次に日に買ってももう食べない…など、もはや主食がクッキーになってしまい、栄養も心配で3食のご飯のことを考えるだけで気も狂わんばかりになってしまいました。心を鬼にしてクッキーを一切あげないと決めても、お腹がすいて大泣きするのに、ご飯を出すと払いのけられてしまうという、そんな戦争のような毎日でした。


3歳になるころ、息子は言葉が遅いこともあり療育に通うようになったのですが、先生に偏食について相談してみると「おそらく感覚過敏があり、食に対する恐怖感が強いお子さんなので、一生懸命やればやるほど空回りになりお母さんがつらくなると思う。クッキーが好きなのはきっとパッケージを知っていて安心するからだと思うので、今はメインがお菓子でもいいから、逆に栄養補助食品などを栄養バランスがよいものをあげてみては?」とアドバイスをもらいました。

それでたまたま思いついたカロリーメイトをあげてみたらパクパクと食べるのです。クッキーではなくカロリーメイトを食べてくれることで私のストレスも軽くなり、その後、また先生のアドバイスで「食卓にカロリーメイトを出しつつ、普通のおかずもプレートなどに乗せて少量出すと良い」と言われそのようにしてみると、日によってはおかずを1口2口食べたり、ある日を境に白米も食べるようになったので、徐々にカロリーメイトから切り替えて行きました。

その後も食べても白米、魚、から揚げ、海苔…など本当に片手で数えられるくらいのものしか食べられるものはなかったのですが、幼稚園に入り給食が出るようになると、家では絶対食べないようなものを食べたと報告があったり、小学校に上がったときには先生に偏食の事情について話をし配慮してもらいましたが、3年生くらいからは間食する日も増えるなど、今ではちょっと偏食な子…くらいで別段困ることもありません。


2~4歳くらいの時期のことを思うと普通に食べていることが今は夢のようです。偏食で悩んでいる方はたくさんいると思いますが、乳幼児には大人と違った独特の感覚もあり、それは年齢と共に改善してくる場合が多いようなので思い詰めないことが第一だと経験から思います。

栄養や発達のことを考えると、本当に心配な日々を過ごされてきたことと思います。

偏食と発達の偏りや感覚過敏の問題は重複することも多いので、偏食以外のところで大変さを感じることもあったかもしれません。

いずれにしても、焦りすぎないことは大事ですね。感覚過敏があるとすれば、頑張って食べられるというレベルではない可能性もあります。

ある程度妥協しながら、長い目で見ていく姿勢が持てるとお互いに気持ちが楽になるかもしれませんね。

偏食にお困りの方は、地域の保健師さんや行政の発達相談を受けてみるのもひとつの選択肢ですね。

3.偏食による便秘の問題

娘は3歳の頃からかなりの偏食でした。好きなものといえば、白いご飯を中心とした炭水化物。そして嫌いなものは野菜全般です。
肉や魚、大豆といったタンパク質は一応食べてくれるのですが、野菜の比率が多かったり、野菜の味が少しでも染みていると箸がピタッととまります。
トンカツはいいけれど肉野菜炒めはダメ、唐揚げはいいけど酢豚は無理、みたいな感じです。


家ではわがままを言っても、幼稚園では雰囲気にのまれて食べてくれるのではと期待していましたが、幼稚園でも同じでした。
何度目かの給食で先生からお手紙が来て、給食をあまり食べてくれないことが書かれていましたのを覚えています。

一応入園前に好き嫌いがあることを伝えておいたものの、先生もそこまでだとは思っていなかったようです。
先生もせめて幼稚園で食べてもらえるようがんばりますと言ってくれたけれど、そう簡単に変わるはずもなく、気を遣ってもらったのにすみませんという気持ちでいっぱいでした。


ちなみに娘の偏食で一番苦労したのが、便秘との戦いでした。
野菜をほとんど食べないからか便が固くてほとんど出ないんです。
当の本人はお腹が張って苦しかったり、お尻の穴が痛かったりするらしくぐずぐすで、本当に大変でした。
その都度小児科に通って浣腸をもらうんですけど、娘はそれすら嫌で泣きわめく始末。
私としても出来るならばやりくないですし、だったらお野菜もっと食べれるようになって!って感じでした。


すりおろしたり、練り込んだり、いろいろ試してみたものの、いつもと違うメニューが出ると警戒する娘には、さほど効果はなかったです。


我慢してでも嫌いなものを食べる、ということを覚えてくれたのは小学校高学年くらいになってからでしたね。マヨネーズなど味や食感が紛れやすい調味料をかけて、無理矢理でも食べてくれるようになり、その頃から少しずつ便秘になる回数が減っていきました。

便秘の問題はとても大きいですよね。

体質によるところも大きいですが、水分、油分、食物繊維など、便通に影響のあるものを取れないと便秘のリスクは高くなりますね。

小児科まで行って、浣腸をするというのは、お母さんにとってもお子さんにとっても、とても大変な体験でしたね。

ただやはり、年齢を重ねるにつれて、嫌いなものを我慢して食べたり、バランスよく食べることの必要性を理解したりということはできてきますので、ある程度時期的なものと割り切って向き合っていくことも大事かもしれません。

マヨネーズは、油が多く含まれている分カロリーは高いですが、便秘には有効な調味料ですので、嫌いでなければ取り入れてみても良いですね。

(マヨネーズには卵が含まれていますのでアレルギーには注意しましょう)

4.偏食で小食な女の子

2歳ごろの娘は離乳食の頃はなんでもパクパク食べてくれていたのですが、様々な食べ物を食べれるようになり味覚が発達してきたころから偏食になってきました。

野菜はカボチャやさつまいもなどの甘さが強いものしかたべてくれず、タンパク質はお魚はだめでお肉かたまご、特に好きだったのはパンやごはんなどの炭水化物と季節のフルーツでした。お腹がすいていても大丈夫なタイプでお野菜やお魚は全く食べず残し、少ししか食べなくても平気で遊んでいるタイプだったの困っていました。しばらくは朝食はパンにバナナ黄な粉ヨーグルト、昼食にはおにぎりとカボチャかさつまいもの煮物にハンバーグ、夕食にはごはんと大人から取り分けたお肉の炒め物のお肉だけなどを出していました。

単品では食べてくれないほうれん草や小松菜などのお野菜に関してはハンバーグの中に細かく刻ん入れ込んだり、バナナやリンゴ、イチゴと一緒に牛乳と蜂蜜とミックスしてスムージーにすると食べたり飲んでくれたので、ひと手間かけて作っていました。

しかし3歳になり幼稚園で昼食に給食が始まると、最初はなかなか食べずに先生も苦戦されたようですが徐々に食べれるようになり、バランスよく食事ができるようになりました。

もともと偏食のお子さんもいますが、少しずつ偏食が出てくるお子さんもいますね。

そして偏食のお子さんの多くは、小食でもあるので、お母さんとしては心配がたえないですね。

それでも食べれるものを探したり、調理の工夫をする中で、いろいろな食材を摂取できていたのは、とてもすごいことだと思います。

幼稚園に入って食べれるものが増えていったのもとても良かったですね。

食事にしても、トイレトレーニングにしても、保育園・幼稚園に入ってみんなで覚えていくということもできますので、焦らずやっていけると良いですね。

まとめ

偏食は本当に苦労が大きい問題です。

発達障害や、それに伴う感覚過敏などがあれば、生活面、コミュニケーションの面での困難を生じることもあり、より苦労は大きくなると思います。

そういう時には、いろいろと情報収集しながら工夫することも大事ですが、専門家に相談してみることも大切です。

皆さんの住んでいる地域には必ずその地域を担当する保健師さんがいますし、栄養士さんや心理士さんの相談窓口を設置しているところもたくさんあります。

焦れば焦るほど、子どももかたくなになってしまう面もありますので、ひとりで抱えずに、親御さんが大変さを話せる場を持つことも大切ですね。

周りの人になかなか大変さを理解してもらえないこともありますが、同じ体験をしているお母さん・お父さん、偏食の相談にのってくれる専門家は必ずいますので、SOSを出しながらやっていっていただければと思います。

おススメの本を紹介しますので、こちらもぜひ読んでみてくださいね。

Oisix(おいしっくす)